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自他平等碑(世界平和の塔)
建立プロジェクト

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御賛同者 募集中

自 他 平 等 碑 の 意 義

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 人間は誰でも、他から切り離されて独立している自分があり、自分を取り巻くものは、基本的には他人であり他物であって、自分とは関係がないと思います。このために人間社会には、いつも悩みや苦しみが絶えず、殺し合いの争いが生まれるのです。自(主観)と他(客観)が両立しなければ何一つ存在しないのは事実ですが、だからと言って関係がないと思うのはとんでもない人間の錯覚(無明)です。太陽も、空気も、環境社会も、人々も、動物も、植物も、体の中の心臓や肝臓などと同じように、私たちの生存を支え、生活を支えています。「他」とは、自分を構成する大切な要素のことなのです。自と他は一枚の紙の表裏のように、常に分けることのできない一つであり、絶対に分けてはならない一つなのです。従って、他を大切にして愛の真心で接すれば、必ず自分が豊かで幸福にある運命が訪れ、他を傷つけたり奪ったりすれば、必ずいつか自分が傷つく運命に襲われます。前世、今生、来世と続く私たちの無限の命の流れが、この極めて厳正な因果の法則に支配されていると教えるのが、仏教であり、二〇世紀になって現れたシルバーバーチの霊言や、ホワイトイーグルの霊言などが力説することなのです。

 この『自他平等碑』は、私が修行中に、仏様からイメージとして与えられ、世界中にこの碑を建てて、人類が一日でも早く、この自他平等の真理に気付くように努力するよう教えをいただいているのです。

 願成寺第十九世住職 梶田正明

 

 自他平等碑とは、願成寺(岐阜市大洞、真言宗寺院)の前住職、故 梶田正明氏が提唱した碑です。「自他平等」とは、自分と他人とは、紙の表裏のように密接につながっており、他人の幸不幸は自分の幸不幸と同じであり、他人を憎むことは自分を憎むこと、逆に他人を愛することは自分を愛することになる、という意味で、この真実を世界中の人々が理解すれば、地上から争いや障害が必ず消え去るであろうとのメッセージがこの碑に込められています。梶田氏がこの碑を世界各地に建立し、メッセージを世界中に伝えようと誓いを立てたところ、梶田氏の法話の会から生まれた光輪会という組織や、この志に賛同する方々の尽力により、たった四年の間に、海外に三基の自他平等碑が建立されました。

 現在、世界中で起きている様々な国際紛争、地球温暖化による気候変動や異常気象、殊に二〇二〇年に発生した新型コロナウイルスは全世界に感染が拡大し、経済的にも甚大なダメージを与えました。これらの問題を解決するには、自と他の区別なく、国境の壁を超え、協力していかなければ解決できないのではないでしょうか。

 また、近年、SDGsという国際目標が注目されています。環境や貧困など、解決すべき具体的な課題がいくつも掲げられていますが、「誰一人取り残さない 」という背景にある考えは、「自」と「他」を分けることのできないものであるとするこの自他平等の精神と、深く通じるものが有ると考えられます。

 我々は、この自他平等碑を世界中の至る所に建立され、少しでも多くの人にこのメッセージが伝わることを願っております。

 スリランカ(ダンブッラ)

 岐阜市在住のスリランカ人ラール・ティラカラタネさんの尽力により、平成二十六年三月に、スリランカ・ダンブッラのシン・ハ・ラジャラマヤ寺院の境内に、海外第一号の自他平等碑が建てられました(写真上)。現地の人々からは盛大な歓迎を受け、除幕式には約千二百人が集まりました。 →動画はこちら

 

 ミャンマー(タンビュザヤ)

 元教員で、ミャンマーの日本人学校長もされていた置田和永氏の大変なお力添えにより、海外第二号の自他平等碑が建てられました。置田氏は映画「戦争にかける橋」で有名になった泰緬鉄道の終着点にあるタンビュザヤの鉄道博物館に、現地で戦争や鉄道建設によって犠牲となった多くの人々の慰霊をしたいという強いお気持ちから、この自他平等碑建立にご協力くださいました。平成二十八年四月に碑の建設が実現し、州の役人らが立会いの下、除幕式が行われました。 →動画はこちら

 

 タイ(カンチャナブリ)

 ミャンマーでお世話になった置田氏が、今度は泰緬鉄道のタイ側の終着点であるカンチャナブリにこの碑を是非建てたいと、再びご尽力いただきました。翌平成二十九年十一月に、この地にある戦争博物館の横に、海外第三基目となる自他平等碑が建てられ、除幕式が行われました。 

 

 

 

 この自他平等碑は、この碑のメッセージに共感いただいた方のご浄財によって建てられております。

何卒、この趣旨にご理解下さいまして、ご支援、ご協力を賜りますよう衷心よりお願い申し上げます 。

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